イギリス暮らしで学んだ、豊かな暮らしと本当の贅沢ついて

豊かな暮らし、本当の贅沢ってなんだろう?と考えるとき、

イギリスで見たある光景を決まって思い出します。

それは、ゆっくりゆっくり流れる川を自家用船にのんびり乗って、アフタヌーンティーに来た英国のお爺さまの姿。

船に乗ってアフタヌーンティーですよ、

チャリンコに乗ってパチンコ屋じゃありませんよ!

その船というのも、クルーザーのような豪華なものではなく、手で漕ぐようなクラシックなもので、ゆっくり川岸に船をとめた後、そのまま川沿いのテラス席で一人アフタヌーンティーを召し上がっていらっしゃいました。

そしてそのアフタヌーンティのお店というのが元お城を改装した上の↑↑写真。

やられた、と思いません?

なんてオシャレで贅沢なんだ、英国人は、、、、

と、いうことで。

今回の記事は、私がイギリスで過ごし、暮らしの中で見つけた、

豊かな暮らしってなんだろう?

本当の贅沢ってどういうことだろう?

という問いに英国人が教えてくれた5つのヒントをお話しします。

イギリス人が教えてくれた豊かな暮らしと本当の贅沢!5つのヒント

ヒント1 花鳥風月を楽しむ

花鳥風月とは、自然の中にある美しさや優美な風景のこと、そしてそういったものを元とした詩や絵などを創作するといった風情あふれる活動を楽しむことを意味する言葉だそうです。

イギリス暮らしで学んだのはまさに花鳥風月の美しさと楽しさ!

雨の多いイギリスでは、夏の太陽と、お日さまの下で楽しめる自然とのふれあいを本当に心待ちにしています。

船を楽しむ人もそうですし、公園で本を読んだり、ピクニックしたり、テラスで日向ぼっこをしたり、家でも外でも夏場は太陽の光をしっかり浴びることを楽しみにしています。

都市の中にも、セントジェームスパークやハイドパークなど、本当に大きな公園がたくさんあり、都会にいても少し歩けば自然の移り変わりを感じることができます。

お天気の良い今日という日を全力で楽しむ貪欲さをイギリス国民全員が持っている言っても過言ではありません。

日本の暮らしは雨の日ばかりが続くわけではありませんが、夏はとにかく暑く、冬はとにかく寒い。

本当に過ごしやすい季節で雨の降らない週末(お休みの日)となると年に何日あるのでしょう?

そんな恵まれた日があれば、イギリス人マインドを真似て、自然とのふれあいを全力で楽しみたいと思うようになりました。

ヒント1

豊かな暮らしと本当の贅沢は自然の中に!

ヒント2 ひとり時間を愛する

本当の贅沢を教えてくれた船のお爺ちゃんも、テラスで日向ぼっこしていたマダムも、

公園で本を読んでいた紳士も一人でした。

私の見立てでは、ズバリ英国人は一人時間を楽しむのが上手なのではと。

もちろん家族や仲間との時間も大切にしていますが、

家族や仲間との時間と同じように、

自分の時間も大切にしている、そんな印象をイギリスの人々から受けました。

本当に贅沢な時間や、充実した暮らしというのは、

自分自身がしっかり自立して、成熟していることが前提なのではないでしょうか。

自分の機嫌を自分で取れるのが結局最強だと思います。

ヒント2

豊かな暮らしと本当の贅沢は自分自身の中に!

ヒント3 古いものを大切にする

東京ではよごれて汚く見えた私のブーツでさえ、イギリスでは

「これは私が歩いてきた歴史の全てよ!」

ぐらいのテンションで、味があって素敵に見えたのはなんでなんでしょう?

私の履き古した安物のブーツと、英国アンティークを同じテンションで話すと怒られそうですが、新しいものよりも年月を経たものの方が美しく見える、そんな魔法がイギリスにはあります。

それはきっと、イギリスの人々が古き良きものを本当に大切にしてきたからで、

その精神が、ロンドンの街にも郊外の住宅街にも、コッツウォルズの名所にも、

至る所で根付いています。

ヒント3

豊かな暮らしと本当の贅沢は年月を経た歴史の中に!

ヒント4 頑張りすぎない

荷物が届くのを家で待っていたのに、気づいたら玄関前に投げ置きされてたり、

頼んだ時間に来なかったり。

修理が全然終わらなかったり。

もう少し企業努力した方が良いのでは・・・と思うことも多々ありましたが、それが普通で期待してはいけないようです。

でもそんなイギリス生活に慣れると

ちょっと日本人の暮らしは真面目すぎるのかも。

少しだけ語学レッスンを受けたときに、イギリス人の先生とスペイン人とイタリア人と日本人の私でテーマに沿って話す機会があり、

靴下が左右違うのは気にするか?という話題に。

全員全然気にしない、と言っていました。

誰も気にしないでしょ?って言葉になんだか嬉しくなった私。

最近我が家の三女は右足ラプンツェル左足アリエルのプリンセスシリーズで登園するのがお気に入り。

左右柄も色も違いますがそんなときは彼女たちの言葉を思い出します。誰も気にしないでしょ?

本人がハッピーなのが一番!

ちょっとくらいおおらかに、肩の力を抜いてもいいのかも。

ヒント4

豊かな暮らしと本当の贅沢は頑張りすぎない心の中に!

ヒント5 景観を大切にする

街並みが美しいと住民の幸福度がアップする

という実験データについて書かれた記事を以前読みましたが、

イギリスの街並みは本当に美しく、都市も郊外もそれぞれに住宅街の美しさを感じられそこを歩く観光客の幸福度まであげてくれます。

電柱は地中化され日本のように空が電線だらけ、なんてことはありませんし、

洗濯物を外に干すのも景観を損ねるのでNG。

街づくりや景観に対するイギリス人の美意識は本当に素晴らしいと感じます

日本も早く電線を地中化してほしい!

という願いを実現するには個人の力ではなかなか難しいですが、

玄関前を少し綺麗に掃除したり、

通りすがりの人がちょっと季節感を感じられるような花を植えたり。

家の中だけでなく、外にまで少しだけ意識を向けて、

誰かは知らない他者にまで少し心を配れたら、

少しずつハッピーが伝染するのではないかなぁと。

そんなささやかな心配りが町を豊かにし、自分自身も豊かになる方法なのではないでしょうか。

ヒント5

豊かな暮らしと本当の贅沢は美しい景観と他者への心配りの中に!

まとめ

豊かな暮らしと本当の贅沢は、

自然の中に、

自分の中に、

年月を経た歴史の中に

頑張りすぎない心の中に、

美しい街並みと他者への心配りの中に。

そして何より、自国を愛する誇りの中に。

イギリスの人々が私に教えてくれた、5つのヒントでした。

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